2009/11/21

まるで解っていないし変わってないASICベンダー


“「ネット活用で開発期間を大幅短縮し,FPGAに対抗」, 

 富士通マイクロがゲートアレイの新製品”
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091118/177752/


というタイトルの 2009/11/18 20:55 付 Tech-ON、小島郁太郎編集委員の
記事を読んだ。


富士通マイクロエレクトロニクスが ET2009で出展していたASIC製品。
富士通グループのブースには少し立ち寄ってみたが、Android ベースの
プラットフォームによる地デジのほうに興味があって、富士通マイクロのASICは
遠めにみただけで近寄りもしなかった。


で、0.18umのゲートアレイ、何が新しいのかわからない。
記事によると、新しいのはユーザー設計者に提供する設計環境、事前検証の
仕組みのようだ。


・ インターネットを活用して使って,打ち合わせの手間を削減


これはベンダー側が人手をかけられませんと言っているようなものだ。
いかに人手をかけずにビジネスするかというところに知恵を絞ること自体は
正しいと思うが。


具体的には、ネット経由で使う二種類のソフトウェアを提供するとのことだ。


1)GA-Estimator
ユーザー論理の規模(ASICゲートまたはFPGAのロジック数)、メモリ容量,
IPコア、PLLの仕様、クロック周波数とドメイン数、I/O数、パッケージ、ESが
必要な時期などを入力すると、用意した品種(マスタ)で実現できるか、
消費電力がどの程度になりそうかなどを出力


・・・・ そんなことが、今まで出来なかったというのだろうか?
それとも、ネット経由で行うから新しいとでもいうのだろうか? 全く新しくない。
富士通にとっては、あるいはASICベンダーにとってはもの凄く画期的なことだ
とでも言うのだろうか?


2) ASIC-Front
ユーザーのRTL設計データの品質、論理合成可能か、DFTはうまくできるか、
SDC(タイミング条件)が適正か、故障検出率が十分かどうかなどを
チェックするとのこと。


・・・ これもネット経由でサービスを提供するというところが新しい
ということだろう。


つまり、記事にも書いている通り、ユーザとASICベンダーの技術者の
やり取りの手間を減らすことがメリットということだが、ここには以前の
ストラクチャードASICと同様の、ASICベンダー側のみの視点と都合が
見え隠れする。


記事を引用する。


「ネット経由でこれらの工程が済めば,期間が短縮してユーザー・メリットが
 ある上,富士通マイクロ・サイドにもコストの低減が見込める。」


ユーザーにメリットがあると決め付けないで欲しい。
富士通マイクロ側のコスト低減が目的だというのは明白だ。


記事の冒頭にストラクチャードASICのについて書かれているので引用する。
「ゲートアレイの半導体メーカーが,ゲートアレイをストラクチャードASICと
 呼び変えて発売した。FPGAに比べて高性能なことや量産規模が大きい
 場合にはコスト削減が可能なことを訴えたが,うまくいかなかった。」


ストラクチャードASICのコスト削減は、結局のところセルベースASICに
比べてマスクの枚数が減ることによるマスク・チャージ分の削減だ。
ユーザー設計者側の工数は減らない。減らないどころか、ゲートアレイと
セルベースASICのどちらと比べても設計制約が多くなった。
そのためバックエンド(配置配線とタイミング)が収束せず、ユーザーと
ベンダー間のやり取りと繰り返し作業が増え、ユーザーの工数が増えた。
しかもフロントエンド(ユーザ設計~ハンドオフ)用に、新たに開発環境を
必要とした。
結局、マスクチャージを小さくした以外、ユーザーにとって魅力がなかった。


富士通マイクロは今回のゲートアレイ製品・・・・ と言うより、
ネットを使った設計インターフェースで、ユーザのメリットを生み出し、
低コストFPGA (Altera の Cyclone、Xilinx の Spartan)に対抗するそうだ。


そんな単純なことでビジネスとして成功できるのだろうか。 
Low Cost FPGA は いまや PCI Express も単独で取り扱えるのだが・・・・。
 

* この文章はTech-ON 、または小島編集委員の記事に反論するつもりで
  書いたものではありません。 富士通マイクロエレクトロニクスの
ゲートアレイ新製品に対する意見です。




2009/11/03

Altera の低コストFPGAの新製品 Cyclone IV の発表

世間のしたり顔の方々は、45nmか40nmプロセス・ノードの低コストFPGAが
近いうちに発表されるだろう、などと某イベント(カンファレンス?)の講演で
話してたりするそうだ。

なぜ? 

それは、 Xilinx が45nm Spratan-6 を発表したし、Altera はハイエンドFPGA
では 40nmの製品をすでに出しているし・・・・

本日発表された Cycloneシリーズの新製品 Cyclone IVファミリはどうだったか
と言うと、60nmプロセスだったわけだ。

とりあえず、マイコミジャーナルの記事を転載するが、
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/02/056/?rt=na

Tech-ON ! でもいきなり掲載されている。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091102/177230/

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091102/177231/



http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/02/056/index.html

2009/10/19

Synopsysが動作合成に再参入

Tech-On !  EDA Online の記事より。

Synopsys が、Synphony HLS という名前の動作合成ツールを
発表したそうだ。 HLS は High Level Synthsis ・・・・
一昨年に買収した、旧 Synplicity社の Synplify DSPの流れをくむ
ツールで、抽象度が高い(High Level の)合成ツールだそうだ。
動作合成の入力は The MathWorks社の MATLAB のM言語だと・・・。
Synosys 社によると、M言語はC言語のよりもコード(ライン数)が非常に
少ないそうだ。 (RTL 200行、Cコード 20行、Mコード 3行という例)






















Synopsysはもともと論理合成(RTL to Gate)の Design Compiler で
有名になったEDAツールベンダーだ。
1980年代の後半にでてきたと思う。 数年間で Design Compilerは
業界標準となり、他の追随を許さない圧倒的なシェアを持っている。
1994年には Behavior Compiler という上位の抽象レベル(ビヘイビア)
合成ツールを出した。 これはもともとはVHDLとVerilog-HDLを入力に
使っていた。 基本的にデータフローを演算子にマッピングすることと、
並列処理するか時分割処理するかで処理速度と面積のトレードオフを
選べるという、スケジューリングとリソース・シェアリングが肝となる
ツールだったと思う。

余談だけど、ASICベンダーの LSI Logic社が 1992年ごろに
System-1076というVHDLツール・プラットフォームを出していて
そこで自社開発のビヘイビア・シンセシスのツールを一部の顧客に
試用させていた。 Synopsys社のものと関係があるか否かは不明だけど。
 LSI社のツールにしろ、Behavior Compiler にしろ、時代に対して早すぎた
登場だったのだと思う。

その後Synopsys社は 2000年になって Behavior Compiler のエンジンを
ベースに、System C入力に対応した System C Compiler をリリースしたが、
これもビジネスとしてはうまくいかず、2004年に動作合成ツールの事業から
撤退を表明した。


当時、SynopsysはLSI開発のバックエンドのツール群と、半導体ベンダー相手の
ビジネスモデルに注力していたように思う。
確か時を前後して(もっと前だったか) FPGA用の論理合成ツールからも
手を引いた。
すぐに大きな金になる事業に集中する必要もあったのだろうと推測する。


C言語をつかう設計・検証の環境は、ツール、言語とライブラリの標準化、
製品開発の現場と管理職のモチベーションとが合わさって、
ついに一般に拡大されつつある状況になってきたと言えるかもしれない。
そこにきて、Sysnopsysの再参入である。  ・・・・ が、C/C++ ではない?


MATLAB環境からの FPGAやASICへの実装の設計環境は、
Altera, Xilinx の FPGAベンダーそれぞれが自社開発してリリースしている
Simulink ブロック線図からブロックセットに対応させたマッピングを行うツール、
おなじようなコンセプトでブロックセットに幅を持たせた 旧Synplicity社の
Synplify DSPがある。 これらは M言語から変換・合成をするものではない。
2006年には本家 The MathWorks社からも Simulink HDL Coder という
同様のコンセプトのツールが出てきた。

M言語からの変換・合成するツールとしては、M言語のコードをRTL化する
AccelChips社のツールがあった。 たしか 2000年前後に出てきたと思う。
これは数年後に Xilinx が買収したがその後どうなっているのだろう。

話は戻るが、Synopsys社が選んだのは C/C++ 系ではなく M言語である。
Simulink ベースのツールに対して FPGAやASICの設計現場では
一部からの反応しかないのが現実だった。
強いて言えばワイヤレス(無線)の分野で可能性が多いが・・・・・
それも研究開発部門が圧倒的だ。

そのようなニッチな世界に入り込むと、確かに M言語から直接、実装用の
なにかを生成してほしいという要望が聞こえてくることがある。
しかしながらそれはニッチのなかのニッチだと言っても過言ではないように
思うのだが。

そんな個人的な感想があるのだけど、それでも新しいESLツールの登場には
注目したいと思う。 Synopsys社がいったん撤退したあと、今度は出遅れた
この分野で、どのような動きをみせるのかは、それはそれで楽しみだ。




2009/08/19

元気のいい 回路ライブラリ IP ベンダー

・・・ Virage Logic (ビラージ・ロジック)という企業が、ARC International という
プロセッサ IP ベンダーを買収するという話が公になった。

Virage は、SRAM、ロジック、I/O というような回路をライブラリ化して
「Silicon Ware」というブランドをつくって IP事業を行ってきた。

国内外の様々な 半導体メーカー (IDE企業、ファンダリ・ビジネス企業)に
ライセンスしている、回路IPベンダーとしては比較的新しいが(1996年創業)
いちばん元気のある企業だろう。
昨年 4月に、ファンダリの巨人 TSMC の 40nm プロセス向けのライブラリを
提供を開始したと発表していた。
NEC も 150nm、130nm プロセス向けに SRAM IP やロジックIPを採用していた
そうだ。 そして最近では、3月に 40nm SoC向けにライセンスを受けると発表していた。

Virage社は、昨年 DDR1/2/3 メモリのコントローラIPや PHY、DLL の回路IPを
持っていた Ingot社を買収した。 
PCI Express などのプロトコルIP の技術も有しているそうだ。

そして今回のプロセッサ・コア。
こうやって着々と回路 IP、回路ライブラリの世界で一番の地位を固めようと
しているのだろうか。

物理でハードなものを除けば、ある意味で垂直統合の方向なのだが、はたして・・・。 



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2009/08/17

USB 直結の FPGAプロトタイピング・ボード

面白いものを発見。


パソコンのUSBコネクタに直結するスティック状の FPGAプロトタイピング・ボード。








主な内容は・・・
  • Altera Cyclone III FPGA - EP3C16F256C8N
  • 16 MHz clock oscillator
  • 3 status LED
  • 8 user LEDs
  • 80-pin edge connector 
値段は 89ユーロとのことなので、1ユーロが133円~134円ぐらいだとして約12,000円。
取り扱っているところがヨーロッパ(ドイツか?)の会社だし、日本から個人輸入するのは
面倒かもしれない。 誰か人柱になってレポートしてくれる人がいないだろうか。


Cyclone III だから開発ソフトウェアは Altera の Quartus II Web Edition で良いし、
USB直結でFPGAのコンフィギュレーションもできるので書き込みケーブルも不要なので
これ以外には費用がかからない。 反面、ソフトもリファレンス・デザインもないらしいので
良く知っているユーザでない敷居が高いかもしれない。


それにしても面白そうだ。 持っているだけで話のネタになるではないか!

2009/08/12

日経エレクトロニクスのネタ

8月9日 日曜夜のフジテレビ「サキヨミLIVE」で、中国の携帯電話事情を特集してました。
ほとんどパクリとか部品横流しなどのダークな部分に偏ってしまった感もありましたが・・・

そのなかで中国で購入した携帯電話端末の分解を日経エレクトロニクス編集部で行った
映像も流されました。  さすが日経エレ、分解は得意だ! (笑)

最後は編集長の田野倉さんからのコメントでシメられました。

【上の文章は 「日経エレクトロニクス」コミュの雑談トピに書き込みしたものです。】

・・・・ で、翌日の 8月10日、六本木の某・創作和食のお店で、
日経BP社の方々と会食いたしました。 

ツカミは 「夕べの ・・・・」
夜の地震の話から始まったんですが、上のテレビの話が完全に話題勝ちしました。

2009/07/25

ケイデンスDA SHOW の記事をもう一つ

「DA SHOW/CDNLive! Japan 2009」 - SoCの大規模化に適応するLSI設計技術

7月16日、17日に開催された日本ケイデンス・デザイン・システムズの
プライベート・イベントに関する記事がマイコミジャーナルに掲載されていた。

著者はフリーランスの福田昭氏。 元日経エレクトロニクス記者 -> EDN Japan編集長の
経歴を持つ方だ。 

ケイデンスCEO、およびストラテジック・マーケティング担当VPのお二人
による基調講演の内容を要約した記事で、聴講できなかった者としては講演内容を大まかに
知ることが出来て有難い内容だ。


http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/07/24/dashow2009/index.html



http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/07/24/dashow2009/001.html

2009/07/21

修士論文の目的で FPGA上に Android を移植したい

という記事(質問)が、Google グループの android-porting グループ
投稿されていました。 Indian Institute of Technology Delhi の方でした。

Linux 移植できればいいってもんじゃないよ、時間は相当かける覚悟がいるよ、
CPUはARM v5以降のアーキテクチャだと敷居は低いかもよ、FPGAだったら
Altera の ARMチップとか・・・  

とかなんとかコメントが投稿されていましたが・・・・ Altera の ARMチップって・・・・
ARM922 が載っている Excalibar のことでしょうか。  
いや、そのつもりでしょうね。 

買えるのか?

さすがの Digi-Key でも取り扱っていません。

いいかげんと言ったら言葉が悪いですが、ちょっと現実的ではなかったですね。

しかし・・・ そうやって世の中なんでも ARM なんでしょうか。
それはそれでちょっと・・・・ Intel がいいわけではないんですが。

原文はここです。

We want to port android on FPGA as part of master thesis.
Please help


Google の自動日本語訳をやってみたら、英語の原文読んで理解しておかないと
意味がわからない訳でしたので掲載しません。


2009/07/20

記事のネタが古い EETimes Japan

Android 携帯、いわゆる Google携帯の分解記事が、EETimes Japan の Webサイトに
2009年 7月2日で掲載されている。

Android携帯「T-Mobile G1」を分解、ハードウエア設計に大きな特徴なし

http://www.eetimes.jp/content/2996

著者は、
Under the Hood: Android dreams, GooglePhone delivers


4月のアーティクルもちょっと古い気もしないでもないが、次の製品がその2ヶ月後に
出てくるというのも気の毒な話だし、主題は この Android ベースの Google フォンが

「真に革新的なものか、あるいは創造的な再利用品なのか」の検証であるということで

目をつぶるとするか・・・・・


しかし、それから3ヶ月も経って、しかも T-Mobile も、さらに日本の NTT docomo も

HTC Magic ベースの製品を出した後というタイミングは、やはりネタとして古すぎる
だろう。 
たしかに Dream と Magic、HTC社のWebでスペック表を見るだけだと
大した差がない
(単に QWERT キーボードの有無ぐらいにしか見えない)のだが。


あえてプログラマブルな半導体デバイスのネタを書くと、
HTC Dream には米国ザイリンクス社の
CPLD製品 CoolRunner II (型番 XC2C128)
使われている。

Magicのほうも、どこか分解記事をやってくれないか
と心待ちにしているのだが・・・・。

日経エレクトロニクスはやらないだろうか。


実は 2009年6月25日付の中国のメディアで、HTC Magic に使われているCPLD について、
アルテラの MAX II (型番 EPM240Z)
が主に GPIOの拡張として 使用されているという記事があった。
中国語ではさすがに読めないので
Google 自動翻訳版で読んだ。

自動翻訳らしく、語順が違っているだろうと思われる箇所が数点あるが、 意味はだいたい伝わるだろう。

オリジナル記事(中国語) http://www.mcuol.com/News/152/32934.htm

Google 自動英訳結果はこちら。



いつかアクセスできなくなるかもしれないので、自動英訳の部分をこちらに
転載させて頂く。


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Android operating system will become the field of consumer electronics Windows it?
2009-06-25 嵌入式在线收藏 | 打印 2009-06-25

Consumer electronics solutions provider, today launched the era of Feiteng Android operating system, the MID-based solutions. The program can access the Internet through WiFi, built not only MSN, Firefox browser, Google maps and Office applications software, also supports the online video views. Android operating system to achieve a more extended application, and MID have PDA functions, including personal information management, calendar notes, tasks, arrangements, multimedia applications and web browser, such as. In addition, Android open-source characteristics of the OEM manufacturers to bring greater cost advantage. Since 2008, the first use of the Android operating system launched G1 smartphone, its mobile phones and other consumer products in the application will be heard. Earlier this year, held in Barcelona in 2009 Mobile World Congress, Taiwan manufacturer HTC (HTC) and mobile operator Vodafone issued a second joint use of the Android smartphone operating system - HTC Magic (G2) .



HTC Magic, not only has a stylish appearance, but also features a built-in many professional players, as well as a range of Google services suite, including Gmail, Google Search, YouTube and Google Maps are to facilitate the enhancement of life and an indispensable tool.

HTC Magic used HVGA high-resolution 3.2 inches touch screen, 360-degree Trackball trackball, 320-megapixel camera, also features GPS positioning. , And G1 use Qualcomm MSM7201A processors, HTC Magic in MSM7200A used more robust video coding, H.264 video recording in support there is a great advantage.

HTC Magic's appearance seems more mellow than the G1 smooth, and has changed the full-keyboard slider design - the iPhone has been seen as a landmark and the difference between Gphone.

Surprise we found that in the HTC Magic achieve GPIO expansion function 240 is a logical unit (LE) of the CPLD chip. Original CPLD can also be used in power sensitive mobile phone designs. HTC Magic handset is used within Altera Corporation only 29μA of quiescent current MAX IIZ CPLD EPM240ZM100C8N.

In addition, the CPLD can also be used to achieve the functions of ASSP. For example, if the ASSP to achieve full keyboard GPIO expansion can choose to use Maxim's MAX7349 and MAX7359, and ADI's recently launched, such as ADP5588. In order to meet the needs of the application, the keyboard controller chip is getting higher and higher integration to ADP5588 as an example, it not only integrates to trigger jitter and interrupt functions, but also can detect ambient light brightness and the processor can use this information to ensure that the keyboard efficient backlight control, thereby reducing overall power consumption. And compared to ASSP program, CPLD more flexible and can be limited in size to achieve more. Application to the above example, CPLD can only 6mm × 6mm footprint area to achieve GPIO expansion-level conversion and precise PWM LED backlight control, which in terms of cost, power consumption and size better than the ASSP.

In addition to LED backlighting control, GPIO expansion and conversion level, the engineers could also consider the flexibility of the use of CPLD, the size of a limited integration capabilities to achieve more.

With the power, size and cost reduction, CPLD products in portable applications has become increasingly wide. Olympic Games in Beijing for identification, logistics and public transport, such as micro-P1200 portable handsets consumption on MAX IIZ used to manage its multiple interfaces, including the RFID reader, IRDA sensor, Bluetooth interface and LED control port and so on. In portable applications, and full-custom ASIC comparison, CPLD shorter development cycle; and ASSP compared to more flexibility in the use of CPLD design, and do not easily copied, a higher security.

In addition to HTC Magic, the first Android smartphone Samsung i7500 mobile phone has also been widespread concern, a growing number of companies has accelerated the pace of research and development of Android phones. It is reported that in 2009 there will be nearly 20 Android phone available.

At present, Android system has been received from the telecom operators, handset manufacturers and software developers support. Market research firm Strategy Analytics Director Neil? Mawston said: "The mandate of relatively inexpensive models, quasi-open-source framework, as well as the Google cloud computing services company for the support, these factors have contributed to such as HTC, Motorola, T-Mobile and companies such as Vodafone to support Android. "based on data from Strategy Analytics, the global use of this Android smartphone operating system will increase the number of 9 times.

Android operating system provides a common inter-equipment of the structure, so that a large number of software application developers to write applications for the Android software. In the mobile phone market after the initial success, Android has been to other consumer electronics applications tentacles stretched out, in addition to the above-mentioned MID, have set up a Family Media Player (HMP), set-top boxes, television and Internet telephony and so on.

Semico Research, said Rich Wawrzyniak, senior analyst: "With Android platform can quickly and easily to mobile phone equipment outside of innovative applications and user interface, which the consumer is a very attractive proposal."

In order to maintain their consumer electronics applications in the dominant position in many of the Android operating system manufacturers have demonstrated a positive attitude. For example, MIPS Technology, Inc. this month introduced its industry-standard MIPS architecture Android platform, also announced that it would open within 60 days after the MIPS source code optimization.

As more supporters to join, Android operating system will undoubtedly become increasingly sound to break through 3D graphics in its current limitations, and to overcome its user interface and application design challenges.

Android can become a consumer regardless of the field of Windows, we all hope that it can quickly develop into a mature open-source platform for business to help more consumer devices connected to the Internet, provide a wide range of applications to bring a richer user experience.


本文来源:今日电子 作者:崔晓楠 This article Source: Today, e-Author:崔晓楠

CADENCE社の DA SHOW の話題

ケイデンス社の DA SHOW が 7月16日-17日に行われた。 

直前にチェックしていたが社内の予定がつまっていて全く行くことができなかった。
それにしても毎年、2日間のプライベート・イベントを継続開催しているというのは
すごいことだ。

考えてみると、今年は米国のDAC (DAC 2009, 46th Design Automation Conference,
7月27日-31日開催)よりも早く開催されたわけだ。

行けなかったので記事をチェック・・・・ やはり TechONの小島郁太郎さんだ。

米Cadence,TLM設計・検証EDAの四つの強化策を発表
2009/07/17 21:26

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090717/173205/?ref=rss



C言語からのLSI設計において、Cadence は SystemC が基本だと理解すれば良いか。
もともと検証系から環境を構築していって、昨年 C-to-Silicon で SystemC入力の
合成系に参入、今年 TLM2.0 の標準化に伴って、かなり本腰になってきたということかな。
そのうえで、今回の強化策で C, C++ 入力にラッパーをかぶせて C-to-Silicon で合成
するという拡張ユーティリティが発表された。


なるほど・・・ 

検証系の大手として、CoWare, Mentor Graphics, Cadence といったところか。
あとは NOVA とか?

合成系の大手は、Forte (SystemC), Mentor Graphics (ANSI-C), Cadence (SystemC),
国産では NECシステムテクノロジー か。

現状、なんとなく直感では、 検証 CoWare + 合成 Forte という組み合わせの
シェアが高いのか。
Mentor Graphics は 検証と合成の言語のポジショニングが不思議に思えたのだが・・・ 
ANSI-C を出発点にして、合成系の Catapult C Synthesis で実装用のVerilog/VHDL
のRTLと、検証用のSystem-C TLMを生成すると理解した。
あと付けの理屈のような感じもしないことはないが、発想・着眼点の違いと言えなくもない。
さて、今後どのようになっていくだろうか。
そう言えば、今年の1月にメンター社はアジリティ社から 旧セロックシカ社の技術を買収
したが、その技術融合がどうなっているのかも多少は興味がある。

Cadence はもともと合成系は弱かった。 Ambit Design Systems を買収して BuidGates
を手に入れたのが1998年、2003年には Get2Chip社も買収。 買収の前から論理合成
ツールはあったと思うけど、あまりにも Synopsys の Design Compiler が強すぎて
牙城をくずすことは出来なかった。 活路は上位合成、動作合成しかないのは明らかだが、
それも出遅れたのではないか? Forte社は 20年前の Synopsys社 に通ずる感じがある。

ある業界のトップ数社に聞いたところでは、どの会社も Forte の Cynthesizer を使って
いるようで、今後は SoC開発に代わり FPGAをより積極的に使いたいと考えてはいるが、
その場合にその合成ツール用のテクノロジー・ライブラリーが無いことが課題だそうだ。

一方で既存ユーザは口を揃えて、
「EDAツール・ベンダーへのリクエスト=ツール費用を低くしてください」
個人的には、ツール・ベンダー側の気持ちは理解できなくはないが、
費用の低減化は、技術・製品の普及とマーケット・シェアの両面からみて、
ブレーク・スルーの重要なファクターのひとつであることも事実だ。


2009/07/11

SystemC Japan 2009 に参加

7月10日、新横浜国際ホテルを会場にして開催された
SystemC Japan 2009 に参加した。
定員 300名とのことであったが、7割ぐらいは入っていただろうか。

この手の外部イベントに参加するのはかなり久しぶりで、
ESL/EDA関連なんてかなり遠ざかっていたし、
SystemC なんて実際のところ、名前と大きな概念(しかも思い込み)
でしか知らなかったので、すごく関心が強かったのだ。

最初に Open SystemC Initiative の Executive Director 兼
Board Member の Patrick Sheridan 氏が開会の挨拶を兼ねて
SystemC Community のアップデートを紹介した。
アップデートと言われても、これまでのことをほとんど知らないこちらに
とっては何もかも初めてづくしなのだが、過去の見聞に照らし合わせる
ような気持ちで、なんとなく分かった気分にはなった。

その後、基調講演として東京工業大学の準教授である一色剛氏より、
Tightly-Coupled-Thread (TCT) Model によるマルチ・プロセッサ
SoC の設計プラットフォームについての研究内容に関して紹介された。
DAC のカンファレンスや学会発表のような内容は、とりあえず自分には
Too Much である。 
ここで会場からの質問者が2名、ソニーの柿本氏と富士ゼロックスの
宮下氏、両名ともEDA分野ではユーザー側の立場では有名な方々だ。

この後、ESL/EDAベンダーの立場とユーザの立場から 3者ずつ、
計6者からの講演があった。

富士通マイクロエレクトロニクス 中村氏 (ユーザの立場)
メンター・グラフィックス・ジャパン 牧野氏 (ESLベンダーの立場)
フォルテ・デザイン・システムズ 桜井氏 (ESLベンダーの立場)
東芝情報システム 小片氏 (ユーザの立場)
コーウェア 内田氏 (ESLベンダーの立場)
リコー 木村氏 (ユーザーの立場)

このなかで一番興味深く聴けたのがリコーの木村氏の講演だった。
システム・レベルの検証とソフトウェア(とハードウェアの並行)開発という
点で勉強になった。 

一番前の列のほぼ真ん中の席に、日経BPの小島郁太郎氏が
聴講に来ていた。 リコーの木村氏に講演直後に確認の質問に
行っていた。 記事を書いて掲載するのであろう。

全講演終了後にレセプションが用意されていたが、
それには参加せずに会場を後にした。


SystemC をもう少しきちんと勉強してみたいと思った。



2009/06/08

ET-West 2009

6月4日-5日の開催でしたが、5日の午前中に行って参りました。

出展社数、面積的には、昨年より規模が小さくなった感じがしました。
来場者数はどうなんでしょうかね・・・・ 大混雑という感じはしなかったですが。

朝いちで、とあるカンファレンスのセッションに。 しゃべる方で。 (笑)


2009/05/19

Nios II de ESEC - GEAL (GUI開発環境)編

  

第12回 組込みシステム開発技術展、通称 ESECで見かけた、
Nios II プロセッサがターゲットになっていたものを記録しておきます。


今回は IT Access の OSレスで動く GUIの開発環境 GEAL 編です。

http://www.takefive.com/japan/alliances/directory/list/itaccess.html#prod7

http://www.itaccess.co.jp/products/geal/index.html

Nios II de ESEC - TOPPERS編

第12回 組込みシステム開発技術展、通称 ESECで見かけた、
Nios II プロセッサがターゲットになっていたものを記録しておきます。


今回は TOPPERS編。 


http://www.toppers.jp/fmp-kernel.html http://www.fsi.co.jp/event/ESEC2009/index.html

FMP (Flexible Multi Processor) カーネルは、
AMP、SMP 両方のマルチプロセッサ対応の、
国産の最新リアルタイム組込み OSです。


  





2009/05/15

Nios II de ESEC - NetBSD編

第12回 組込みシステム開発技術展、通称 ESECで見かけた、 Nios II プロセッサがターゲットになっていたものを記録しておきます。 まずは、NetBSD。 http://www.trans-nt.com/services/bsd-nios2/


  

 


 

2009/05/13

「第12回 組込みシステム開発技術展」

「第12回 組込みシステム開発技術展」
通称 ESEC (Embedded System Exhibition & Conference)に関する

マイコミジャーナルのレポート記事より。


http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/05/13/esec2009/001.html

2009/05/11

ファウンドリとファブレスの微妙な関係

PC Watch というサイトで見つけた記事。
このサイトで、半導体に関する詳しい・・・ マニアックな記事を読むことになるとは
思いもよらなかったが、最後の2つのパラグラフは非常に重要なことが書かれている。

この記事を書かれたのは 福田さんというフリーのライターさんで、
以前はエレクトロニクス専門誌の記者、編集長を経験されている方だ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20090507_168028.html


最後の 2つのパラグラフだけ転載させていただく。

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 このようにみていくと、ファブレスとファウンドリがともに信頼性技術や
不良解析技術などのリソースを備えている必要があること、
ファブレスとファウンドリがともに信頼性を自分の問題と認識して協力しあっていく
必要があることが分かる。例えば半導体チップが不良となるかならないかは、
半導体チップが使われる条件によるところが少なくない。具体的な使用条件を
知っているのはファブレスであり、その情報をファウンドリが理解できる形に
変換して伝える必要がある。

 ファウンドリが半導体製造の請け負い企業であった時代は過去に過ぎ去った。
少なくとも大手のファウンドリ企業は率先して新しいプロセスを開発し、標準的な
製造プラットフォームとして提供している。半導体メーカーが製造部門を
切り離せばファウンドリ事業ができる、といった時代はすでに終わっているのだ。
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2009/05/07

DATE2009 での FPGA関連パネル・セッション

DATE2009 というのは、Design, Automation and Test in Europe 2009 の略で、
アメリカで言えば DAC (Design Automation Conference) みたいなものだろうか。
日本では EDS Fair ・・・・ いや、それはどうだろう。 
単純に同類に括って良いものかどうか。

その DATE2009で、FPGA関連の、いや FPGAについてのパネル・セッションが
行われたそうだ。

TechON の記事 (小島郁太郎氏)を引用する。

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【DATE 2009】
今後のFPGA設計の姿,メーカー,ユーザー,EDAベンダーそれぞれが示す

FPGAはシステム(機器)のプロトタイピング,および小規模量産システムに
欠かせないデバイスである。フランス・ニースで行われた国際イベントDATE '09
(Design, Automation and Test in Europe 2009)では,今後のFPGAの動向を占う
パネル・セッションがあった。EDAツール・ベンダー,FPGAメーカー(うち1社は
振興企業),FPGA ユーザーがパネリストとして参加した。

(略)
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座長は Synopsys の Gary Meyers氏(旧Synplicity のCEO)、
タイミング設計がますます複雑で困難になっていくのでフィジカル・シンセシスが
重要になるということと、消費電力の問題も大きくなるので、低消費電力設計と
消費電力見積もりの精度をいかに向上させるかということを話されたようだ。

もう1社のEDAベンダーからは Mentor Graphics の Simon Bloch氏。
FPGAは用途(量産用かプロトタイプ用か)によって設計手法を変える必要が
高まっているということと、基板の設計とFPGAの設計(合成)と検証を統一的に
行う環境が必須であるということ、それから今後の大規模FPGA設計には、
ESLが必要だと話されたとのことだ。

まあ、その通りだと思う。 正論だと思う。 旧Synplicity と Mentor のFPGAを
用いた開発環境へのアプローチは真逆な印象だ。
旧Synplicityが磨き上げていることは、FPGAベンダーが磨き上げていることと
同じ範疇に見える。 一方、Mentor は、FPGAベンダーが手をかけられない
領域を補完しようとしているように見える。

ザイリンクスが Synplicityを買うということに、よくならなかったなと思う。

FPGAベンダーからは Xilinx と Altera、ともにヨーロッパをベースにしている
人が登場したようだ。 TechONの記事を見ただけの感想だが、正直つまらない。
FPGAベンダーからはもう1社、新興の Around社というベンダーが出たそうだ。
配線領域を減らしたというのが売りだそうで・・・・  知らない。
何を根拠に、配線領域を減らしても良いと考えるのか、それに興味はあるが。

ユーザー代表としては ST Ericsson から、FGAをプロトタイピング・デバイス
として有効に利用する方法として、XMLベースの開発プラットフォームを
整備した事例を紹介されたそうだ。 これは興味深い。
ただし、大手企業で超大規模なシステムを開発している方々向けだ。

さて、そういえば、日本の EDS Fair でも FPGAのパネル・セッションをやったが、
EDA側からの出席者は同じ方々だった。なんとかビジネスを成功させなければ
と頑張ってらっしゃるということか。

「このパネル討論会では,パネリストがポジション・トークに時間を使いすぎて,
会場とのQ&Aがほとんど行われずに終了した。」 というのは EDS Fair に
似ているか ? 

結局、本当にユーザーの立場にたって、そのような機会を活用してもらいたい
とマジメに考えているパネリストも座長もいないということだな。
はっきり言って、FPGAベンダー、いやもっとはっきり言うとザイリンクスと
アルテラには 「ご苦労様でした、不毛でしたね」と労いの言葉をおかけしたい。

2009/05/05

ザイリンクスの開発ツール新バージョン

ISE(Integrated Software Environment) Design Suite 11」 だそうだ。
約1年ぶりのアップデートだそうだ。

EETimes Japan の記事を読んでるだけだと、主にはこれまでの
開発ソフトウェアのポイント・ツール群を 4つのカテゴリに構成したという
ところが大きな変更点のようだ。

http://eetimes.jp/article/23008/

(1) 基本的な論理回路の設計に向けた「ロジック エディション」
 従来の ISE Foundation (FPGAロジック設計の基本構成)に、
フロア・プラン・ツール「PlanAhead」、デバッグ向けツール「ChipScope Pro」
などをパッケージにして、$2,995 という価格設定にしたとのことだ。

今までツール・ベンダーの買収によるバラバラな製品構成で分りづらかった
ので、これはユーザからみれば分かりやすくて良いことだろう。
価格も、従来のツールそれぞれの価格の合計よりは安くなっていると思う。


(2)組み込みプロセッサを搭載する設計に向けた「エンベデッド エディション」
 プロセッサと周辺回路のハードウエア構成を定義するツールに、
ソフト・マクロのプロセッサ・コア「MicroBlaze」を組み合わせた
「Embedded Development Kit(EDK)」のほか、組み込みソフトウエア開発に
対応する「Software Developers Kit(SDK)」で構成される。
これで $3,395 だから、以前よりは少しお得なのだろうか。 たぶん。

SDKは単体でも提供されるそうだ。
ソフトウエア開発者のためのものだから当然だな。
ソフトコアのプロセッサ Microblaze は IPとして単体でも提供しつづけるのか?
Webサイトをざっとみただけだとよく分からなかった。

Xilinx Platform Studio は、あくまでも FPGAにプロセッサを内蔵する設計
のためだけの環境だということで変わりないようだな。 
このへんが発想の大きな違いだな。
FPGAにおける「Embedded」の意味合いをそんな狭義に捉えなくていいのに。


(3)デジタル信号処理を実装する設計に向けた「DSP エディション」
 信号処理システムの開発に普及しているツールである「MATLAB/Simulink」
とFPGA開発環境を連携するツール「System Generator for DSP」、さらに
DSP合成ツール「AccelDSP」などからなるとのことだ。

後者は MATLABの M言語からロジックを合成するツールで、
ザイリンクスが買収前は数百万円という価格だったように記憶してるが。 
買収後も 100万円ぐらいはしていたのではないか?
たぶん大学や大企業の研究所に数ライセンスしているぐらいだろうか。

こらが $4,195 だから、単純に値段的には超お得ということになるんだろけど。
あまり多くに売れるパッケージではないだろうな。


(4)これらの3つのすべてを統合する設計に向けた「システム エディション」
 $4,595。 それぞれ基本の (1)との差額を合算するとこの価格。
これだけフル装備で必要とする人はどれだけいるだろうか? 


改良点のコンパイル時間の短縮とダイナミック消費電力の低減というのは
良いとして、「Embedded Development Kitでは、2個のプロセッサ・コアを
組み合わせる構成も定義できるようにした」 というのは、 従来は
マルチ・コアに対応していなかったということだ。 知らなかった。
ふつうにそういう対応してるもんだと思っていたのに。
FPGAの利点が生かせないではないか。 改良したのは良いが。まだ二つだ。

結論。 (1) は良いだろうな。 製品構成がシンプルになって、かつ従来
全部購入する場合より価格が低くなった。 でも従来の ISE Foundation より
価格は高くなったので、フロアプランやチップ内デバッグの機能を使って
いなかった人には値上がりした感覚を持つだろうけど。

正直、それがどうであろうが、十分に低価格だと思うけどな。
ASICのEDAとの比較だけど。 このへんは賛否両論あるだろうけど。

(2)と (3) は無理やりパッケージ売りしなくても、というか、まとめ売りじゃない
ほうが良いと思うけどな。

まあ、余計なお世話だが。

2009/05/03

富士通のファブライト、ファブレス戦略

富士通社長の野副州旦氏の説明より

「富士通マイクロについて、ほかの半導体メーカーとの統合や売却などは考えていない。
製造規模を最小限にとどめるファブライト、もしくは製造を行わないファブレス志向を
加速することで、富士通マイクロ単独でも収益を出せるような事業構造改革を推進する。」

富士通の半導体子会社、富士通マイクロデバイスの、台湾TSMC(Taiwan Semiconductor
Manufacturing Company)社との提携を発表した。
40nmプロセスのロジックICの量産について、TSMCに製造を委託すること、
また、28nm以降のプロセス技術について共同開発する方向で合意したとのことだ。

半導体製品のサプライヤーとして黒字化して生き残るけれど、自社サーバー製品以外は
自社製造をしなくなるということだろう。
このような決断は企業の経営という視点からは評価できることだろう。
一方では日本で半導体製品を製造できる企業が減っていくことは、日本人としては
淋しい気持ちもあるが。

2009/04/28

やっぱり! 「ルネサスとNECエレ,事業統合で合意」

10日前にこのニュースが日経新聞にすっぱ抜かれ、
その日のうちに両者が「そのような決定事項は無い」と
アナウンスを出したわけだが、27日、ついに正式発表された。

たしかに 「そのような事実は無い」とは言ってないからな。

日立と三菱の半導体部門が統合されるという発表があった直後、
たまたま外回りの営業的な仕事が比較的多かったので、
両者の現場の方々の話を聞く機会があった。
従業員の立場としては不安いっぱいだったように感じた。
今回もそうなんだろうな。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090427/169467/

以下、日経BP TechON の記事より転載。
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【続報】「赤字会社の統合では意味がない」,NECエレとルネサスが経営統合を発表
2009/04/27 20:30
木村 雅秀=日経エレクトロニクス

NECエレクトロニクス,ルネサス テクノロジ,NEC,日立製作所,三菱電機の5社は2009年4月27日,東京都内で記者会見を開き,NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジの経営統合に関し,統合条件の協議を開始することに合意したと発表した(速報記事)。NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジは2009年7月末をメドに事業統合のための契約を締結し,2010年4月1日をメドに事業を統合する予定。

 NEC 代表取締役執行役員社長の矢野薫氏は冒頭の挨拶で,「まだ確定はしていないが,NECエレクトロニクスを存続会社とする合弁を基本とし,今後適切な統合方 法を検討する」と述べた。持分比率に関しては現時点では未定だが,「原則的にNEC,日立製作所,三菱電機はいずれも新会社に対し,持分法を適用する方向 になるだろう」(矢野氏)という。統合後の新会社が扱うSoCは親会社にとっても重要な位置付けを持つことから,「将来的にも持分法の適用を維持する考 え」(矢野氏)である。

 「単なる赤字会社の統合では意味がない」(矢野氏)ことから,統合までにNECエレクトロニクスとルネサス テクノロジの双方で構造改革を推進する。NECエレクトロニクス 代表取締役社長の中島俊雄氏は,「2010年4月時点で赤字スタートはありえない」とし,構造改革への意欲を見せた。構造改革では両社合計で2009年度 に2000億円の固定費削減を目指す。両社とも2009年1月に発表した計画を着実に実行する(関連記事1同2)。それぞれが単独で生き残れる体制を構築することで,「上場を維持できる健全な財務状態を確保する」(矢野氏)という。

 たすきがけ人事になるのではないかとの質問に対しては,「人事で争っている場合ではない。本当に大同団結しないと日本の半導体は大変だ。最適な人材配置 を進め,たすきがけ人事は考えない」(矢野氏)。他社と進めている先端プロセスの共同開発に関しては,「既に進めている案件は,そのまま継続する。 22nm世代以降は統合後の新会社で判断する」(ルネサス テクノロジ 取締役社長の赤尾泰氏)という。他社が統合に参画する可能性に関しては,「今は2社のみの統合を考えている」(赤尾氏)とした。

 NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジは,マイコン市場でそれぞれ2位と1位の地位にあり,SoC事業でもNECエレクトロニクスがデジタル民生機器向け,ルネサス テクノロジが携帯電話機および車載機器向けというように得意分野が異なることから,「統合によるシナジー効果は大きい」(矢野氏)とする。事業統合によっ て世界第3位の半導体メーカーが誕生し,グローバルな競争に勝てる会社ができれば,「日本の半導体産業の強化にもつながる」(矢野氏)とする。また, 「SoCは産業の米であり,日本の産業全体のためにも,SoCに強い企業が日本には必要」(矢野氏)とした。

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2009/04/27

新しいマルチCPU対応リアルタイムOS

TOPPERSプロジェクトから4月23日に発表されていた。

http://www.toppers.jp/press/release-0904-2.pdf

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第 2世代のマルチコアプロセッサ向け RTOSの一般公開について

TOPPERS/FMPカーネルの一般配布を 5月に開始


(前略)

TOPPERS/ASP カーネルを、マルチコアプロ
セッサ向けに拡張したもので、機能分散型と対称型の両方のタイプのマルチコアプロ
セッサシステムに適用できます。

(中略)

今回配布開始する TOPPERS/FMP カーネルには、 ARM社の MPCore と ALTERA 社の
NiosIIの 2種類のターゲットプロセッサに加え、 ARMプロセッサの命令セットシミュ
レータである Skyeye の対応コードを含んでいます。また、高田・冨山研究室では東芝
の MeP( Media embedded Processor)およびルネサスの SH-X3へのポーティングを完了
している他、他の TOPPERS会員によってルネサスの SH2A-DUALへのポーティングも
進行中です。


(後略)
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日経BPの Tech-On! にも記事が掲載されていた。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090424/169339/

AMPとSMPの利点を両立,新版のリアルタイムOSをTOPPERSプロジェクトが投入

「・・・ ARM系およびAltera社のソフトコアCPU「Nios?」に対応する。


「Nios?」というのがご愛嬌だけどね。
「Nios II」だよと、
編集部には優しくメールしておいた。(笑)

もともと TOPPERS/JSP で、名古屋大学 大学院の本田先生により早々にポーティングされて

TOPPERSの会員Webで公開されていたのが4年前ぐらいだろうか。
その後、TOPPERS初の機能分散マルチコアプロセッサ向けの TOPPERS/FDMPカーネルでも
Nios II に対応されて、2年前にはその商用版もエー・アイ・コーポレーションと共同で発表された。

http://www.toppers.jp/press/release-0704-1.pdf

http://www.eis-japan.com/event/index_press09.html


今回の TOPPERS/FMPカーネルの対応は、TOPPERSプロジェクトの発表としては
ARM MPCore と アルテラの Nios IIがターゲットコアとなっていて、その他、
高田・富山研究室で東芝のMePとルネサスのSH-X3に移植したそうだ。
TOPPERSの会員によるSH-2A-DUALへの移植も行われているとのこと。

なんにしても、ここにもアルテラの Nios II が登場しているのを発見して嬉しい気分。


2009/04/24

CQ 出版社の組込みイベント

「組み込みプロセッサ&プラットホーム・ワークショップ2009」に
顔を出してきた。
会場は 「ベルサール八重洲」、東西線・日本橋駅からそのまま
上がっていけた。

テクノロジ・セミナ(有料)もベンダー・セッション(無料)も、
何も聴講しなかった。
時間がなかったので、午前中の用を済ませて新宿から日本橋へ移動し、
小一時間滞在してすぐに新宿に戻った。

Google Android に関する講演が2件、ちょっと興味はあったけどな。

LTEベースバンドとワイヤレス通信システム開発の品質向上・・・ 
アプリケーションに特化したセッションは諸刃の剣だと思うな。

あとはマルチコアというキーワードか。 
キーワードで釣れると思っているのか?
あ、そこそこ釣れたんですか、失礼・・・

有料の FPGA関係のセッションは、
「CPUコア搭載FPGAをベースとした組み込みシステム開発の勘所」の
タイトルで Altera FPGA編と Xilinx FPGA編の 2本。

「ソフトウェア記述のハードウェア化によるシステム性能向上のポイント
- 最大限の効果を得るための手順とコードの書き方」 というタイトルの
ものはアルテラの C-to-Hardware (C2H) コンパイラを題材にした
セッション。 どんなお話なのか聴いてみたかった。

同じような雰囲気のセッション名のものが、
「HDカメラ・アプリケーションの開発とマルチコア活用の実際
- ソフトウェア技術者の視点でFPGAの効率の良い活用法を解説」
これも FPGAにCPUを入れて、さらにハードウェア・アクセラレーションを
行った事例だったようだ。 手設計ですか。

・・・ ということで有料FPGAがらみセッションが合計 4本。

無料ベンダーセッションで アルテラとザイリンクスからそれぞれ1本ずつ。


あと、面白そうだったセッション・タイトルは、
「仮想プラットホームとSoC向けソフトウェア開発の理想と現実
- OS開発者が語る,ハードウェア開発者との賢明なつきあい方」

・・・ 基本ソフトウェアの振る舞いを理解せずに
デバイスつくんじゃねーぞ、おら!

って感じっす。 聴いてないけど。 (笑)


展示コーナーは寂しい限りですよ。
何と言っても数が少ないし、さらにイベント・テーマの
2つのうちの 1つが ARM プロセッサ。 なんだ、その媚び方は?

主催者は有料セッションの参加者が少ないことを景気のせいに
していたけど、それだけでいいのか? 反省すべきことはないのか?
ARMの関係で出展していた企業、やる気あるのか?

アルテラとザイリンクスの説明員だけですね、働いてたのは。 (苦笑)

出展社:
アーム株式会社
NXPセミコンダクターズジャパン株式会社
Criticalblue Ltd.(クリティカルブルー)
コーウェア株式会社
ザイリンクス株式会社
株式会社ソフィアシステムズ
日本アルテラ株式会社

2009/04/22

SystemVerilogとVerilog HDLの統合

フランスで行われている DATE(Design,Automation and Test in Europe) 2009 で
日経BPの編集委員である小島郁太郎氏が、EDA標準化団体の一つである
米Accellera会長のShrennik Mehta氏に取材した際に出た話。

IEEEで標準化に向けて投票が行われいる SystemVerilog(IEEE P1800)-2009の
目玉のひとつが Verilog-HDLとの統合で、2009年内のPARの承認を通す見込みだそうだ。

* PAR
(project authorization request) = 標準化の目的や狙う範囲などを記述した文書

いまの設計エンジニアの人たちは勉強しなければならないことがたくさんあって
大変そうだな。


2009/04/21

オラクルがサン・マイクロを買収

Oracle が Sun Microsystems を買収することで合意に至ったそうだ。

ZDNet で昨夜から先ほどまで(たぶん今後もしばらく)、ものすごい勢いで記事掲載ラッシュだ。
3月には IBMが買収に名乗りをあげていたが Sun が拒否したのだとか。
まさか Oracle と交渉していたとは誰が想像しただろう。

Sun Microsystems と言えば、最近の IT 関係者には Java と OpenOfficeが知られてるかな。
自分が若い時に Sun Microsystems ができて、あれよあれよと言う間に EDAツールを走らせる
UNIX ワークステーションの代名詞のようになった。 もちろん HPもあったけど、UNIX OSでは
Sun OS、のちに Solaris に変わるけど、一般にはとにかく Sun で、それがずっと続いてた。
今でこそ・・・ たぶんこの10年のあいだにほとんどが Windows PCに移っていったけど。

最初に自分が使い始めたのは SUN-3 だったかなぁ。
周りのエンジニアがpザボックス型のマシンで設計しているときに、SUN-3/260 とかいう
増設ボードが挿せるタイプを買ったな。 サードパーティの LSI用のATPGツールを使うのに
アクセラレーション・ボードだか大量の増設メモリー・ボードが必要だったから。
その後、SUN-4、Solaris OS も使ったけど、当時は Office系のソフトが無かったから
ドキュメント書いたりプレゼン作るのは苦労したなあ。

そんな懐かしいことを思い出させてくれた、ちょっと驚きの記事だった。


ZDNet Japan

オラクル、サンの買収で最終合意
2009
420 2131



ラウンドアップ:オラクル、サン買収に至るまでを振り返る
2009
420 2254



オラクル、サン買収に合意--現地電話会議速報
サン・マイクロシステムズの買収を決めたのは、IBMではなくオラクルだった。
2009
421 0033



オラクルのサン買収、MSIBMには寝耳に水
2009
421 0637



オラクルのサン買収、OpenOffice.orgチームは「楽観的」
2009
421 0954



オラクルのサン買収:UNIXと共に歩んだ両社の昔話
2009
421 1057



オラクルのサン買収で富士通はどうなる?
2009
421 1121



サン・マイクロシステムズの株価が買収を好感して急騰--オラクルは下落
2009
421 1222



ソフトベンダーという殻を破り始めたオラクル、注目は「今後」のMA戦略
2009
421 1302



オラクルによるサン買収でオープンイノベーションは死ぬか
2009
421 1306



オラクルのサン買収、狙いはハードウェアとソフトウェアの統合システム
2009
421 1408



Javaを手に入れてハードウェアプレイヤーに--オラクルによるサン買収の狙い
2009
421 1632



2009/04/19

28nm CMOSプロセス

マイコミジャーナルの記事より。

これだけの半導体ベンダーの連合でないと開発できない一番の理由は開発投資費用だろう。
それを考えると TSMCは凄いファンダリーだな。 一社で開発中だったはずだ。
どこも 32nm でなく 28nm に行くということになる気配だ。

A社の次世代FPGAも TSMCの 28nmだな。

http://journal.mycom.co.jp/news/2009/04/17/022/index.html

2009/04/16

ルネサス・NECエレ統合

日本経済新聞 4月16日、一面トップのビッグ・ニュースだ。

こういう統合・再編は起こるとは思っていたが、こうきたか! という感じでビックリした。
もともと NECエレクトロニクスは、東芝、富士通マイクロエレクトロニクスと、それぞれとの
事業統合の協議をしていると聞いていたが、統合後について思惑がすり合わせられなかった
ということだろう。

しかし、ルネサスとNECエレクトロニクスにしても水と油ではないだろうか?
ルネサスの母体の日立と三菱のときよりももっと文化的なものが違うように思うが。
いや、根拠もなにもない、ただの個人的な想像だけではあるけれど。

2008年のガートナー調べの売上高ランキングでは、
ルネサスは $7.1B で世界7位、NECエレは $5.8B で世界10位、
これが統合後は、単純に足し算して $12.9B で世界3位になるそうだ。
マイコンではルネサスが世界1位、NECエレが世界2位、統合したらシェア 30%超えで、
世界3位のフリースケール(11%)を大きく引き離すということになる。

これは組込み業界としても大きな話になるかな。
ただ、ルネサスも日立系と三菱系の両方のアーキテクチャを存続させているから、
NECのアーキテクチャのマイコンと合わせて、製品ラインアップがめちゃくちゃになるという
恐れもあり・・・・。

一方、東芝は半導体部門を分社化すると発表したが、もはや一社でやっていけるのか?
富士通マイクロエレクトロニクスもしかり。 この二社が統合するか?

展示会における「量」と「質」

TechOn! の日経エレクトロニクス雑誌ブログに 4月15日付でアップされていた記事です。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090414/168764/

登録していないと全文は読めないのかな?
まあ、登録にお金や特別な負担がかかるわけではないので登録してみても良いと思います。

2つコメントがついてました。 元記事も含めどれも否定することはないけど、
つい「見る側と出す側」というコメントをつけてしまった・・・(笑)

昨日 4月15日から開催されている 「テクノフロンティア」という展示会への期待の理由から、
対比して秋の「CEATEC」という展示会の傾向、さらに90年代に遡って「ビジネスショー」の
昔と今、それらから感じた展示会の参加者(来場者)の「量」と「質」についての、著者の私見が
書かれています。

すでについていたコメントは参加者(見る側)の視点で参考にはなりました。
僕は出展者(出す側)の視点でコメントしました。


僕のコメントだけ記録:
http://annex.techon.nikkeibp.co.jp/notes/show/5002
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見る側と出す側

(2009/04/16 05:56:57, 0 comments)

大変うなづける記事です。
他の方のコメントについても、なるほどと思いました。しかし、これは見る側と出す側の違いがあると思いました。

見る側としてはいろいろな刺激を受けられる、動向がわかる、など自身の啓蒙・向上の機会として展示会を活用したいと思うでしょう。
一方、出す側としてはビジネスに直結しないことに多くのコスト(金と時間)をかけることに疑問がでるのは事実です。マーケティングとしては中長期 をみすえて、シーズとニーズを考えるうえで展示会は全否定したくはありませんが、現在のような経済状況が悪化していると、経費の見直し=目先の投資対効果 ということが重視されるのも止むを得ないだろうと思います。

違う視点ですが、昔とちがい今はインターネット環境・基盤やWeb技術が大きく進化しています。企業(出す側)としては、ネットを使ったマーケティ ング・コミュニケーションへのシフトが加速されていると思いまし、媒体もオンライン重視の傾向のように思いますが如何でしょうか。

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2009/04/14

CQ 出版社系の Web リニューアル

タイトルのとおりである。

失礼ながら、CQ出版社は紙媒体(雑誌、ムック)だけでオンラインは弱いなと思っていた。

昨年だったかクロスメディア部という部署ができて、だいぶ前の Design Wave Magazine の
編集長、ちょっと前まで Interface の編集長だったN山氏が部長になって、
あたらしいメディア・ミックスをどのようにやっていくんだろうと少し注目はしていたのだが、
具体的なものがわからなかった。 ちゃくちゃくと Web リニューアルをやっていたというわけだ。


リニューアルしたというアナウンスは 4月10日付になっている。
これをどのように告知・宣伝しているのだろうか。
少なくとも僕はそのような案内を受け取っていない。
企業として、オンラインを使った活動にもっと真剣に取り組むべきなのではないだろうか・・・ 
余計なお世話かな。


このリニューアルで、「組込みネット」 http://www.kumikomi.net/kumikomi/ と
「半導体ネット」 http://www.handotai.net/ という2つのサイトというかポータル・ページが
出来ていて、以前に比べると随分良い感じになったと思う。


直接的にちょっと読んでみようかと思うのは「半導体ネット」のほうで、FPGAに関連した記事を
かなり意識して掲載している風だ。 「FPGAという名のLSIを知る」 ・・・ 
他のとあるサイトに「今さら聞けないFPGA」という寄稿記事が数年前にアップされていたが、
今でも継続して多くのアクセス数を得ている人気だそうだが、そういうものも意識したんだろうな。


ほかにも 「FPGA活用回路&サンプル記述集」を連載風に掲載している。
これはFPGAになじみの無いエンジニア層に受けるだろう。 CQ出版社らしい良い記事だと思う。


個人的に興味を引いたのは 「あの事故はなぜ起きたのか!!」という連載記事。
機能安全とかマネージメント規格 IEC61508とか、ちょっとマイブームになりかけているのでね。

ところで両ポータル・ページとも、上段のアニメーション・バナー広告は、
EDAツールのメンター・グラフィックスとFPGAのアルテラのローテーション・バナーになっている。

右側のでっかいレクタングル・バナーは、4月10日発売の新雑誌「ディジタル・デザイン・テクノロジ」。
このスペースはいずれは売り物として開放するんだろうか。

いずれにせよ、いろんな意味で今後が楽しみではあるな。


2009/04/13

EDS Fair 2009 ・・・ 雑感 (Part 2)

Part 1 を書いてから、すでに2ヶ月余・・・ 
続きは次回とか言っておいて、書こうと思っていたことを忘れてしまっていた。

いろいろと差し障りがありそうな気配だなと感じたので・・・・ 身の危険とか (苦笑)
まあ大袈裟だけど。

ちょっと思い出話:
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EDS Fair は昔 EDA Technofair という名前だった。

これとは別に FPGA/PLD Design Conference & Exhibition というイベントが 1993年ごろから行われていた。 僕自身は大昔に Signetics社のFPLA (82Sxxx)や MMI社のPAL (まだ 22V10なんか出る前の頃)のユーザだったぐらいで、CPLDとかFPGAには縁がなかった。

ところが 1998年ごろから、そっちの世界に関わることになってしまった。
そんな絡みで FPGA/PLD Design Conference & Exhibisionには、 1998年の第6回 パシフィコ横浜、1999年の第7回 池袋サンシャインシティに出展社側の立場で関わった。
当時は 6月ごろに開催されていたと思う。

* そのとき、その頃のいろんな話はまた別途・・・・

このイベントが単独開催が困難になり、EDA Technofair との併催に動いたのが 2000年だったように思う。 2000年の1月のEDA Technofair、僕らは新しいアーキテクチャのFPGAをもって、この ASICとEDAツールの展示会に打って出た。 同僚と 2人で、30分ごとに交互にブース内で製品紹介のプレゼンを続けた。 2日間、一人 10回以上はプレゼンしたはずだ。

2日目の夕方、FPGA/PLD Design Conference プレゼンツ(笑)という感じのパネル・ディスカッションのイベントが行われた。ものすごい観客だった。立ち見でぎっしり。たぶん150人とか200人は軽 く入っていたんだと思う。 これが FPGA/PLD Design Conference の主催者にとって、EDA Technofair およびJAITA(当時はJESAか・・・) への、共催・併催に向けてのプレゼンテーションになったんだろう。 2001年から EDS Fair と名前を変え、FPGA/PLD Design Conference 併催のかたちになって現在に至るというわけだ。

* このときの話もいずれまた・・・

ということで・・・ 何を書きたかったんだろう。  あ、そうだ。
それから10年・10回、パネル・ディスカッションという形態の特別セッションをやれば人が集まるという幻想を持ち続けていらっしゃるということですね。まったく間違っていますけどね。

* なにが間違っているかは、おいおい書こうと思う。 刺されないようにしないとな・・・・。

以上!

2009/03/03

WindRiver Linux on Nios II

AlteraのソフトコアプロセッサをWindRiverのLinuxがサポート


マイコミジャーナルのレポート記事より。


http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/03/altera_windriver/menu.html



http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/03/altera_windriver/index.html


http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/03/altera_windriver/001.html


http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/03/altera_windriver/002.html