2008/11/23

ET2008 組込み総合技術展


11月19日から21日までの 3日間、パシフィコ横浜で ET2008が開催されていて、
出展社と講演者の立場で参加してきました。

私はカンファレンスの某トラックの 1セッションを講演者として受け持ったのですが、
155名ほどの聴講者の方々に集まっていただき一安心でした。
初心者向けの内容に注力したのが聴講者のみ
なさんにはどうだったか・・・・

講演の冒頭で、どういう方々がどのくらいいるのか訊いてみたところ、6割~7割が
ほとんど全くの初心者、残りの半分が以前は経験があるが最近はわからない、
残りが最近のものも良く知っている、ということでした。 最後の方々にとっては
つまらなかったでしょう。 これは致し方ないということでお許し願いたいと思います。

全体的な来場者数は昨年比で微増という感じです。 我が社の展示ブースも同様でした。

ところで、初日に来場者のアンケートで良い出展社・展示ブースを投票してもらい、
2日目に投票する 「ET Award」 というものがあります。
昨年まであまり気にしてなかったのですが、(今年も気にしてませんでしたが)
初日の来場者のアンケートで決めて良いのか?  という点と、
組織票とか主催者側の操作とかはないのか? という点が気になりました。

それから、どの展示会やカンファレンスも同様ではないかと思いますが、
とくにカンファレンスは、基調講演やカンファレンスのテーマや講演者の選択肢が狭い、
言い換えると毎年おなじような顔ぶれになっているものが数多いという印象があります。

初日のパネル・セッション、「組込みマルチコア技術の着地点は見えたか?
~ それはいつやって来るのか、そしてシステム開発をどう変えるのか ~」 を聴講しましたが、
なんだか抽象的、あるいは散漫な議論に終始してしまい、異なる立場・視点による考え方の
参考にはなりましたが、組込みシステムの開発現場にいるエンジニアやマネージャに
役に立ったのだろうかと考えると、非常に疑問でした。
そもそも、マルチコア、マルチプロセッサを応用した組込みシステムの開発事例(具体例)が
ないのですから、良い・悪い、賛成・反対を主張しあっても不毛でした。

ポジショニングとして、せっかく 「SMPとAMP」、「ホモジニアスとヘテロジニアス」の区分を
おさらいしたのだから、その後の議論・主張も、それぞれについてどうか、あるいは、
各意見を述べるときに「どれ」のことを言っているのか、明確にアドレスすべきでしたね。

おかげで、一般の組込みシステム開発者が、マルチコア、マルチプロセッサに対して
ネガティブになったのではないかという不安を持ちました。

2008/11/19

Embedded Technology 2008 より

パシフィコ横浜で開催された ET2008(組込み総合技術展)の、
マイコミジャーナルのレポート記事より。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/11/19/et2008/menu.html

FPGA 関連のレポートを2本。


アルテラの 40nm FPGA Stratix IV GX による 8.5 Gbps トランシーバと、
65nm FPGA Stratix III による DDR3 メモリ・インタフェース
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/11/19/et2008/001.html



アクテルの 65nm FPGA IGLOO (ProASICシリーズの低消費電力ラインアップ)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/11/19/et2008/006.html

2008/11/01

もとのさや: Panasonic、三洋買収で交渉へ

もともと松下幸之助さんの義弟で、松下電器産業の創業にも関わっていた井植歳男さんが、
松下を退社して、松下電器や松下電工の権利や資産の一部を譲り受けて創業したのが
三洋電機の前身だそうで・・・・。

そういう面では、元の鞘に戻るみたいな。

電機業界にとって、社員や家族にとって、ちょっとインパクトのある話です。