2009/04/28

やっぱり! 「ルネサスとNECエレ,事業統合で合意」

10日前にこのニュースが日経新聞にすっぱ抜かれ、
その日のうちに両者が「そのような決定事項は無い」と
アナウンスを出したわけだが、27日、ついに正式発表された。

たしかに 「そのような事実は無い」とは言ってないからな。

日立と三菱の半導体部門が統合されるという発表があった直後、
たまたま外回りの営業的な仕事が比較的多かったので、
両者の現場の方々の話を聞く機会があった。
従業員の立場としては不安いっぱいだったように感じた。
今回もそうなんだろうな。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090427/169467/

以下、日経BP TechON の記事より転載。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
【続報】「赤字会社の統合では意味がない」,NECエレとルネサスが経営統合を発表
2009/04/27 20:30
木村 雅秀=日経エレクトロニクス

NECエレクトロニクス,ルネサス テクノロジ,NEC,日立製作所,三菱電機の5社は2009年4月27日,東京都内で記者会見を開き,NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジの経営統合に関し,統合条件の協議を開始することに合意したと発表した(速報記事)。NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジは2009年7月末をメドに事業統合のための契約を締結し,2010年4月1日をメドに事業を統合する予定。

 NEC 代表取締役執行役員社長の矢野薫氏は冒頭の挨拶で,「まだ確定はしていないが,NECエレクトロニクスを存続会社とする合弁を基本とし,今後適切な統合方 法を検討する」と述べた。持分比率に関しては現時点では未定だが,「原則的にNEC,日立製作所,三菱電機はいずれも新会社に対し,持分法を適用する方向 になるだろう」(矢野氏)という。統合後の新会社が扱うSoCは親会社にとっても重要な位置付けを持つことから,「将来的にも持分法の適用を維持する考 え」(矢野氏)である。

 「単なる赤字会社の統合では意味がない」(矢野氏)ことから,統合までにNECエレクトロニクスとルネサス テクノロジの双方で構造改革を推進する。NECエレクトロニクス 代表取締役社長の中島俊雄氏は,「2010年4月時点で赤字スタートはありえない」とし,構造改革への意欲を見せた。構造改革では両社合計で2009年度 に2000億円の固定費削減を目指す。両社とも2009年1月に発表した計画を着実に実行する(関連記事1同2)。それぞれが単独で生き残れる体制を構築することで,「上場を維持できる健全な財務状態を確保する」(矢野氏)という。

 たすきがけ人事になるのではないかとの質問に対しては,「人事で争っている場合ではない。本当に大同団結しないと日本の半導体は大変だ。最適な人材配置 を進め,たすきがけ人事は考えない」(矢野氏)。他社と進めている先端プロセスの共同開発に関しては,「既に進めている案件は,そのまま継続する。 22nm世代以降は統合後の新会社で判断する」(ルネサス テクノロジ 取締役社長の赤尾泰氏)という。他社が統合に参画する可能性に関しては,「今は2社のみの統合を考えている」(赤尾氏)とした。

 NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジは,マイコン市場でそれぞれ2位と1位の地位にあり,SoC事業でもNECエレクトロニクスがデジタル民生機器向け,ルネサス テクノロジが携帯電話機および車載機器向けというように得意分野が異なることから,「統合によるシナジー効果は大きい」(矢野氏)とする。事業統合によっ て世界第3位の半導体メーカーが誕生し,グローバルな競争に勝てる会社ができれば,「日本の半導体産業の強化にもつながる」(矢野氏)とする。また, 「SoCは産業の米であり,日本の産業全体のためにも,SoCに強い企業が日本には必要」(矢野氏)とした。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------

2009/04/27

新しいマルチCPU対応リアルタイムOS

TOPPERSプロジェクトから4月23日に発表されていた。

http://www.toppers.jp/press/release-0904-2.pdf

--------------------------------------------------------------------------------------------------
第 2世代のマルチコアプロセッサ向け RTOSの一般公開について

TOPPERS/FMPカーネルの一般配布を 5月に開始


(前略)

TOPPERS/ASP カーネルを、マルチコアプロ
セッサ向けに拡張したもので、機能分散型と対称型の両方のタイプのマルチコアプロ
セッサシステムに適用できます。

(中略)

今回配布開始する TOPPERS/FMP カーネルには、 ARM社の MPCore と ALTERA 社の
NiosIIの 2種類のターゲットプロセッサに加え、 ARMプロセッサの命令セットシミュ
レータである Skyeye の対応コードを含んでいます。また、高田・冨山研究室では東芝
の MeP( Media embedded Processor)およびルネサスの SH-X3へのポーティングを完了
している他、他の TOPPERS会員によってルネサスの SH2A-DUALへのポーティングも
進行中です。


(後略)
--------------------------------------------------------------------------------------------------


日経BPの Tech-On! にも記事が掲載されていた。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090424/169339/

AMPとSMPの利点を両立,新版のリアルタイムOSをTOPPERSプロジェクトが投入

「・・・ ARM系およびAltera社のソフトコアCPU「Nios?」に対応する。


「Nios?」というのがご愛嬌だけどね。
「Nios II」だよと、
編集部には優しくメールしておいた。(笑)

もともと TOPPERS/JSP で、名古屋大学 大学院の本田先生により早々にポーティングされて

TOPPERSの会員Webで公開されていたのが4年前ぐらいだろうか。
その後、TOPPERS初の機能分散マルチコアプロセッサ向けの TOPPERS/FDMPカーネルでも
Nios II に対応されて、2年前にはその商用版もエー・アイ・コーポレーションと共同で発表された。

http://www.toppers.jp/press/release-0704-1.pdf

http://www.eis-japan.com/event/index_press09.html


今回の TOPPERS/FMPカーネルの対応は、TOPPERSプロジェクトの発表としては
ARM MPCore と アルテラの Nios IIがターゲットコアとなっていて、その他、
高田・富山研究室で東芝のMePとルネサスのSH-X3に移植したそうだ。
TOPPERSの会員によるSH-2A-DUALへの移植も行われているとのこと。

なんにしても、ここにもアルテラの Nios II が登場しているのを発見して嬉しい気分。


2009/04/24

CQ 出版社の組込みイベント

「組み込みプロセッサ&プラットホーム・ワークショップ2009」に
顔を出してきた。
会場は 「ベルサール八重洲」、東西線・日本橋駅からそのまま
上がっていけた。

テクノロジ・セミナ(有料)もベンダー・セッション(無料)も、
何も聴講しなかった。
時間がなかったので、午前中の用を済ませて新宿から日本橋へ移動し、
小一時間滞在してすぐに新宿に戻った。

Google Android に関する講演が2件、ちょっと興味はあったけどな。

LTEベースバンドとワイヤレス通信システム開発の品質向上・・・ 
アプリケーションに特化したセッションは諸刃の剣だと思うな。

あとはマルチコアというキーワードか。 
キーワードで釣れると思っているのか?
あ、そこそこ釣れたんですか、失礼・・・

有料の FPGA関係のセッションは、
「CPUコア搭載FPGAをベースとした組み込みシステム開発の勘所」の
タイトルで Altera FPGA編と Xilinx FPGA編の 2本。

「ソフトウェア記述のハードウェア化によるシステム性能向上のポイント
- 最大限の効果を得るための手順とコードの書き方」 というタイトルの
ものはアルテラの C-to-Hardware (C2H) コンパイラを題材にした
セッション。 どんなお話なのか聴いてみたかった。

同じような雰囲気のセッション名のものが、
「HDカメラ・アプリケーションの開発とマルチコア活用の実際
- ソフトウェア技術者の視点でFPGAの効率の良い活用法を解説」
これも FPGAにCPUを入れて、さらにハードウェア・アクセラレーションを
行った事例だったようだ。 手設計ですか。

・・・ ということで有料FPGAがらみセッションが合計 4本。

無料ベンダーセッションで アルテラとザイリンクスからそれぞれ1本ずつ。


あと、面白そうだったセッション・タイトルは、
「仮想プラットホームとSoC向けソフトウェア開発の理想と現実
- OS開発者が語る,ハードウェア開発者との賢明なつきあい方」

・・・ 基本ソフトウェアの振る舞いを理解せずに
デバイスつくんじゃねーぞ、おら!

って感じっす。 聴いてないけど。 (笑)


展示コーナーは寂しい限りですよ。
何と言っても数が少ないし、さらにイベント・テーマの
2つのうちの 1つが ARM プロセッサ。 なんだ、その媚び方は?

主催者は有料セッションの参加者が少ないことを景気のせいに
していたけど、それだけでいいのか? 反省すべきことはないのか?
ARMの関係で出展していた企業、やる気あるのか?

アルテラとザイリンクスの説明員だけですね、働いてたのは。 (苦笑)

出展社:
アーム株式会社
NXPセミコンダクターズジャパン株式会社
Criticalblue Ltd.(クリティカルブルー)
コーウェア株式会社
ザイリンクス株式会社
株式会社ソフィアシステムズ
日本アルテラ株式会社

2009/04/22

SystemVerilogとVerilog HDLの統合

フランスで行われている DATE(Design,Automation and Test in Europe) 2009 で
日経BPの編集委員である小島郁太郎氏が、EDA標準化団体の一つである
米Accellera会長のShrennik Mehta氏に取材した際に出た話。

IEEEで標準化に向けて投票が行われいる SystemVerilog(IEEE P1800)-2009の
目玉のひとつが Verilog-HDLとの統合で、2009年内のPARの承認を通す見込みだそうだ。

* PAR
(project authorization request) = 標準化の目的や狙う範囲などを記述した文書

いまの設計エンジニアの人たちは勉強しなければならないことがたくさんあって
大変そうだな。


2009/04/21

オラクルがサン・マイクロを買収

Oracle が Sun Microsystems を買収することで合意に至ったそうだ。

ZDNet で昨夜から先ほどまで(たぶん今後もしばらく)、ものすごい勢いで記事掲載ラッシュだ。
3月には IBMが買収に名乗りをあげていたが Sun が拒否したのだとか。
まさか Oracle と交渉していたとは誰が想像しただろう。

Sun Microsystems と言えば、最近の IT 関係者には Java と OpenOfficeが知られてるかな。
自分が若い時に Sun Microsystems ができて、あれよあれよと言う間に EDAツールを走らせる
UNIX ワークステーションの代名詞のようになった。 もちろん HPもあったけど、UNIX OSでは
Sun OS、のちに Solaris に変わるけど、一般にはとにかく Sun で、それがずっと続いてた。
今でこそ・・・ たぶんこの10年のあいだにほとんどが Windows PCに移っていったけど。

最初に自分が使い始めたのは SUN-3 だったかなぁ。
周りのエンジニアがpザボックス型のマシンで設計しているときに、SUN-3/260 とかいう
増設ボードが挿せるタイプを買ったな。 サードパーティの LSI用のATPGツールを使うのに
アクセラレーション・ボードだか大量の増設メモリー・ボードが必要だったから。
その後、SUN-4、Solaris OS も使ったけど、当時は Office系のソフトが無かったから
ドキュメント書いたりプレゼン作るのは苦労したなあ。

そんな懐かしいことを思い出させてくれた、ちょっと驚きの記事だった。


ZDNet Japan

オラクル、サンの買収で最終合意
2009
420 2131



ラウンドアップ:オラクル、サン買収に至るまでを振り返る
2009
420 2254



オラクル、サン買収に合意--現地電話会議速報
サン・マイクロシステムズの買収を決めたのは、IBMではなくオラクルだった。
2009
421 0033



オラクルのサン買収、MSIBMには寝耳に水
2009
421 0637



オラクルのサン買収、OpenOffice.orgチームは「楽観的」
2009
421 0954



オラクルのサン買収:UNIXと共に歩んだ両社の昔話
2009
421 1057



オラクルのサン買収で富士通はどうなる?
2009
421 1121



サン・マイクロシステムズの株価が買収を好感して急騰--オラクルは下落
2009
421 1222



ソフトベンダーという殻を破り始めたオラクル、注目は「今後」のMA戦略
2009
421 1302



オラクルによるサン買収でオープンイノベーションは死ぬか
2009
421 1306



オラクルのサン買収、狙いはハードウェアとソフトウェアの統合システム
2009
421 1408



Javaを手に入れてハードウェアプレイヤーに--オラクルによるサン買収の狙い
2009
421 1632



2009/04/19

28nm CMOSプロセス

マイコミジャーナルの記事より。

これだけの半導体ベンダーの連合でないと開発できない一番の理由は開発投資費用だろう。
それを考えると TSMCは凄いファンダリーだな。 一社で開発中だったはずだ。
どこも 32nm でなく 28nm に行くということになる気配だ。

A社の次世代FPGAも TSMCの 28nmだな。

http://journal.mycom.co.jp/news/2009/04/17/022/index.html

2009/04/16

ルネサス・NECエレ統合

日本経済新聞 4月16日、一面トップのビッグ・ニュースだ。

こういう統合・再編は起こるとは思っていたが、こうきたか! という感じでビックリした。
もともと NECエレクトロニクスは、東芝、富士通マイクロエレクトロニクスと、それぞれとの
事業統合の協議をしていると聞いていたが、統合後について思惑がすり合わせられなかった
ということだろう。

しかし、ルネサスとNECエレクトロニクスにしても水と油ではないだろうか?
ルネサスの母体の日立と三菱のときよりももっと文化的なものが違うように思うが。
いや、根拠もなにもない、ただの個人的な想像だけではあるけれど。

2008年のガートナー調べの売上高ランキングでは、
ルネサスは $7.1B で世界7位、NECエレは $5.8B で世界10位、
これが統合後は、単純に足し算して $12.9B で世界3位になるそうだ。
マイコンではルネサスが世界1位、NECエレが世界2位、統合したらシェア 30%超えで、
世界3位のフリースケール(11%)を大きく引き離すということになる。

これは組込み業界としても大きな話になるかな。
ただ、ルネサスも日立系と三菱系の両方のアーキテクチャを存続させているから、
NECのアーキテクチャのマイコンと合わせて、製品ラインアップがめちゃくちゃになるという
恐れもあり・・・・。

一方、東芝は半導体部門を分社化すると発表したが、もはや一社でやっていけるのか?
富士通マイクロエレクトロニクスもしかり。 この二社が統合するか?

展示会における「量」と「質」

TechOn! の日経エレクトロニクス雑誌ブログに 4月15日付でアップされていた記事です。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090414/168764/

登録していないと全文は読めないのかな?
まあ、登録にお金や特別な負担がかかるわけではないので登録してみても良いと思います。

2つコメントがついてました。 元記事も含めどれも否定することはないけど、
つい「見る側と出す側」というコメントをつけてしまった・・・(笑)

昨日 4月15日から開催されている 「テクノフロンティア」という展示会への期待の理由から、
対比して秋の「CEATEC」という展示会の傾向、さらに90年代に遡って「ビジネスショー」の
昔と今、それらから感じた展示会の参加者(来場者)の「量」と「質」についての、著者の私見が
書かれています。

すでについていたコメントは参加者(見る側)の視点で参考にはなりました。
僕は出展者(出す側)の視点でコメントしました。


僕のコメントだけ記録:
http://annex.techon.nikkeibp.co.jp/notes/show/5002
----------------------------------------------------------------------------
見る側と出す側

(2009/04/16 05:56:57, 0 comments)

大変うなづける記事です。
他の方のコメントについても、なるほどと思いました。しかし、これは見る側と出す側の違いがあると思いました。

見る側としてはいろいろな刺激を受けられる、動向がわかる、など自身の啓蒙・向上の機会として展示会を活用したいと思うでしょう。
一方、出す側としてはビジネスに直結しないことに多くのコスト(金と時間)をかけることに疑問がでるのは事実です。マーケティングとしては中長期 をみすえて、シーズとニーズを考えるうえで展示会は全否定したくはありませんが、現在のような経済状況が悪化していると、経費の見直し=目先の投資対効果 ということが重視されるのも止むを得ないだろうと思います。

違う視点ですが、昔とちがい今はインターネット環境・基盤やWeb技術が大きく進化しています。企業(出す側)としては、ネットを使ったマーケティ ング・コミュニケーションへのシフトが加速されていると思いまし、媒体もオンライン重視の傾向のように思いますが如何でしょうか。

----------------------------------------------------------------------------



2009/04/14

CQ 出版社系の Web リニューアル

タイトルのとおりである。

失礼ながら、CQ出版社は紙媒体(雑誌、ムック)だけでオンラインは弱いなと思っていた。

昨年だったかクロスメディア部という部署ができて、だいぶ前の Design Wave Magazine の
編集長、ちょっと前まで Interface の編集長だったN山氏が部長になって、
あたらしいメディア・ミックスをどのようにやっていくんだろうと少し注目はしていたのだが、
具体的なものがわからなかった。 ちゃくちゃくと Web リニューアルをやっていたというわけだ。


リニューアルしたというアナウンスは 4月10日付になっている。
これをどのように告知・宣伝しているのだろうか。
少なくとも僕はそのような案内を受け取っていない。
企業として、オンラインを使った活動にもっと真剣に取り組むべきなのではないだろうか・・・ 
余計なお世話かな。


このリニューアルで、「組込みネット」 http://www.kumikomi.net/kumikomi/ と
「半導体ネット」 http://www.handotai.net/ という2つのサイトというかポータル・ページが
出来ていて、以前に比べると随分良い感じになったと思う。


直接的にちょっと読んでみようかと思うのは「半導体ネット」のほうで、FPGAに関連した記事を
かなり意識して掲載している風だ。 「FPGAという名のLSIを知る」 ・・・ 
他のとあるサイトに「今さら聞けないFPGA」という寄稿記事が数年前にアップされていたが、
今でも継続して多くのアクセス数を得ている人気だそうだが、そういうものも意識したんだろうな。


ほかにも 「FPGA活用回路&サンプル記述集」を連載風に掲載している。
これはFPGAになじみの無いエンジニア層に受けるだろう。 CQ出版社らしい良い記事だと思う。


個人的に興味を引いたのは 「あの事故はなぜ起きたのか!!」という連載記事。
機能安全とかマネージメント規格 IEC61508とか、ちょっとマイブームになりかけているのでね。

ところで両ポータル・ページとも、上段のアニメーション・バナー広告は、
EDAツールのメンター・グラフィックスとFPGAのアルテラのローテーション・バナーになっている。

右側のでっかいレクタングル・バナーは、4月10日発売の新雑誌「ディジタル・デザイン・テクノロジ」。
このスペースはいずれは売り物として開放するんだろうか。

いずれにせよ、いろんな意味で今後が楽しみではあるな。


2009/04/13

EDS Fair 2009 ・・・ 雑感 (Part 2)

Part 1 を書いてから、すでに2ヶ月余・・・ 
続きは次回とか言っておいて、書こうと思っていたことを忘れてしまっていた。

いろいろと差し障りがありそうな気配だなと感じたので・・・・ 身の危険とか (苦笑)
まあ大袈裟だけど。

ちょっと思い出話:
--------------------------
EDS Fair は昔 EDA Technofair という名前だった。

これとは別に FPGA/PLD Design Conference & Exhibition というイベントが 1993年ごろから行われていた。 僕自身は大昔に Signetics社のFPLA (82Sxxx)や MMI社のPAL (まだ 22V10なんか出る前の頃)のユーザだったぐらいで、CPLDとかFPGAには縁がなかった。

ところが 1998年ごろから、そっちの世界に関わることになってしまった。
そんな絡みで FPGA/PLD Design Conference & Exhibisionには、 1998年の第6回 パシフィコ横浜、1999年の第7回 池袋サンシャインシティに出展社側の立場で関わった。
当時は 6月ごろに開催されていたと思う。

* そのとき、その頃のいろんな話はまた別途・・・・

このイベントが単独開催が困難になり、EDA Technofair との併催に動いたのが 2000年だったように思う。 2000年の1月のEDA Technofair、僕らは新しいアーキテクチャのFPGAをもって、この ASICとEDAツールの展示会に打って出た。 同僚と 2人で、30分ごとに交互にブース内で製品紹介のプレゼンを続けた。 2日間、一人 10回以上はプレゼンしたはずだ。

2日目の夕方、FPGA/PLD Design Conference プレゼンツ(笑)という感じのパネル・ディスカッションのイベントが行われた。ものすごい観客だった。立ち見でぎっしり。たぶん150人とか200人は軽 く入っていたんだと思う。 これが FPGA/PLD Design Conference の主催者にとって、EDA Technofair およびJAITA(当時はJESAか・・・) への、共催・併催に向けてのプレゼンテーションになったんだろう。 2001年から EDS Fair と名前を変え、FPGA/PLD Design Conference 併催のかたちになって現在に至るというわけだ。

* このときの話もいずれまた・・・

ということで・・・ 何を書きたかったんだろう。  あ、そうだ。
それから10年・10回、パネル・ディスカッションという形態の特別セッションをやれば人が集まるという幻想を持ち続けていらっしゃるということですね。まったく間違っていますけどね。

* なにが間違っているかは、おいおい書こうと思う。 刺されないようにしないとな・・・・。

以上!