2009/05/07

DATE2009 での FPGA関連パネル・セッション

DATE2009 というのは、Design, Automation and Test in Europe 2009 の略で、
アメリカで言えば DAC (Design Automation Conference) みたいなものだろうか。
日本では EDS Fair ・・・・ いや、それはどうだろう。 
単純に同類に括って良いものかどうか。

その DATE2009で、FPGA関連の、いや FPGAについてのパネル・セッションが
行われたそうだ。

TechON の記事 (小島郁太郎氏)を引用する。

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【DATE 2009】
今後のFPGA設計の姿,メーカー,ユーザー,EDAベンダーそれぞれが示す

FPGAはシステム(機器)のプロトタイピング,および小規模量産システムに
欠かせないデバイスである。フランス・ニースで行われた国際イベントDATE '09
(Design, Automation and Test in Europe 2009)では,今後のFPGAの動向を占う
パネル・セッションがあった。EDAツール・ベンダー,FPGAメーカー(うち1社は
振興企業),FPGA ユーザーがパネリストとして参加した。

(略)
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座長は Synopsys の Gary Meyers氏(旧Synplicity のCEO)、
タイミング設計がますます複雑で困難になっていくのでフィジカル・シンセシスが
重要になるということと、消費電力の問題も大きくなるので、低消費電力設計と
消費電力見積もりの精度をいかに向上させるかということを話されたようだ。

もう1社のEDAベンダーからは Mentor Graphics の Simon Bloch氏。
FPGAは用途(量産用かプロトタイプ用か)によって設計手法を変える必要が
高まっているということと、基板の設計とFPGAの設計(合成)と検証を統一的に
行う環境が必須であるということ、それから今後の大規模FPGA設計には、
ESLが必要だと話されたとのことだ。

まあ、その通りだと思う。 正論だと思う。 旧Synplicity と Mentor のFPGAを
用いた開発環境へのアプローチは真逆な印象だ。
旧Synplicityが磨き上げていることは、FPGAベンダーが磨き上げていることと
同じ範疇に見える。 一方、Mentor は、FPGAベンダーが手をかけられない
領域を補完しようとしているように見える。

ザイリンクスが Synplicityを買うということに、よくならなかったなと思う。

FPGAベンダーからは Xilinx と Altera、ともにヨーロッパをベースにしている
人が登場したようだ。 TechONの記事を見ただけの感想だが、正直つまらない。
FPGAベンダーからはもう1社、新興の Around社というベンダーが出たそうだ。
配線領域を減らしたというのが売りだそうで・・・・  知らない。
何を根拠に、配線領域を減らしても良いと考えるのか、それに興味はあるが。

ユーザー代表としては ST Ericsson から、FGAをプロトタイピング・デバイス
として有効に利用する方法として、XMLベースの開発プラットフォームを
整備した事例を紹介されたそうだ。 これは興味深い。
ただし、大手企業で超大規模なシステムを開発している方々向けだ。

さて、そういえば、日本の EDS Fair でも FPGAのパネル・セッションをやったが、
EDA側からの出席者は同じ方々だった。なんとかビジネスを成功させなければ
と頑張ってらっしゃるということか。

「このパネル討論会では,パネリストがポジション・トークに時間を使いすぎて,
会場とのQ&Aがほとんど行われずに終了した。」 というのは EDS Fair に
似ているか ? 

結局、本当にユーザーの立場にたって、そのような機会を活用してもらいたい
とマジメに考えているパネリストも座長もいないということだな。
はっきり言って、FPGAベンダー、いやもっとはっきり言うとザイリンクスと
アルテラには 「ご苦労様でした、不毛でしたね」と労いの言葉をおかけしたい。

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